「花宵奇談」を読んで。

【好きなもの】

早くに眠ると、早くに目が覚めます。昨夜22時に眠ったら、今朝は5時に目が覚めました。それもぱっちりです。でもまだ起き出して活動するなんてためらわれたから、枕元に置いていたiPadを取り上げて、漫画を読んでいたのですよ。

とても大好きな漫画。今日はその漫画について書きますね。

「花宵奇談」について

だから宮さまも お母さんに愛してもらうより先に
自分が自分を好きになってあげようよ……



なぜこの漫画を読んだのかというと、とてもシンプルな理由です。

大好きな漫画家さんが描かれた漫画だから!

わたしはハーレクインコミックスを苦手に感じていた時期があったのですけれど、その苦手意識を払拭してくださった漫画家さんが、この漫画を描かれたさちみりほさんなのですね。さちみりほさんが描かれた多くのハーレクインコミックスを読み終えたあと、他の少女漫画も読みたいと感じて、検索してたどり着いた一冊が、こちらの漫画なのです。

西洋を舞台にした、とてもロマンティックな漫画を描かれる漫画家さん、という印象が強かったから、はじめに表紙を見たときに面食らいました。だって平安時代が舞台なんだもの。でもこの漫画家さんなら間違いはないと確信してたから、迷いもなくApple Booksでポチッと購入したのですよ。

私はいくらでも見られたいわよ。この宮仕えという絶好の機会
超高貴な方の玉の輿を狙えるチャンスに
自分を少しでもアピールしなくてどうするのよね。

いざ読み始めて、登場した主人公のモノローグにワクワクした記憶があります。平安時代は女性が男性にむやみに姿を見られるなんてはしたないと言われる時代なんだけど、主人公はわざと男性に姿を見せていたのですね。そうして上に書いた本音を心の中で呟いている。

わあ、なんて正直な人。

わたしはここで、ニコッとしてしまいました。や、人によっては鼻につく態度かもしれませんけれど、この主人公の態度はとても清々しいように感じられたのですよ。

まあ、でも彼女は新しく入ったばかりの女官だから、そう呟いたあとで仕事を押しつけられちゃうんですけどね。それも下の下の仕事、たくさんの洗濯を押し付けられてました。玉の輿目当てなんだから、「こんな仕事、わたくしがやる仕事じゃないわ」と言い放ってサボるのかと思えば、意外にも真面目に仕事を完了させます。スッキリ洗濯物を干し終えたところで、藤色の直衣を着た人物に、ある陰陽師の手伝いをするように差し向けられるのでした。

その手伝いがどんなモノなのか。ここでは書きません。

ただね、その手伝いでの主人公の言動に、わたしはとても温かい気持ちになりました。玉の輿目当てだけど、決してそれだけではない女の子だなあと感じたのです。彼女は彼女なりにつらい想いをしていて、でも確かに生きることを愛していて。だから自分を愛してくれない母親との関係に苦しんでいた三の宮さまに優しい言葉をかけてあげることができた。

ああ、この女の子、好きだなあと感じました。

だから夢中になって、この漫画を読んだのですよ。この漫画では、この手伝いを通して「玉響の君」とあだ名をつけられた主人公が、安倍晴明の子孫でもある陰陽師と共に、いくつもの事件を解決していきます。その解決方法がね、本当に清々しくて温かくて、わたしは何度も読み返して、ニコッとしてしまうのですよ。

さちみりほさんの漫画は超おすすめ!

この漫画は2010年に発行された漫画です。そしてどんなに検索しても続刊はない。

ということは、これから先も続刊は発売されないのでしょう。それを知ったとき、わたしはうわーんと嘆きました。うう、この漫画は扱っているテーマは興味深いし、玉響の君と陰陽師の仲も進展しそうで楽しいのに。なんで続きが出てないのーっと感じたのですよ。そのくらい好きなの、って訊かれたら、うん! と即答できる。

さちみりほさんの漫画は、他の漫画も面白いです。これまでに読んだなかでは、やっぱり、代表作でもある、妖怪が登場する「夢やしきにようこそ」シリーズが好きかな。でも芯の強い女王さまの物語「ローゼリア王国物語」も面白いし、不老不死をテーマに扱ってる「天使達は闇夜に囁く」も印象深いのですよねえ。「銀のヴァルキュリアス」を読んでみたいけれど、長いシリーズだからちょっと後回しになってる……。あ、ホラーテイストな「死者達は笑う」も面白かったなあ。こちらにはとっても笑いました!

ハーレクインコミックスなら、ハーレクインコミックスへの苦手意識を払拭してくれた「罪深きワルツ」が好きなんですけれど、マイフェアレディみたいな「伯爵の花嫁候補」も好き。オリジナルだったのかな? 「わがまま子爵の取扱説明書」は電子書籍化されてないけれど、Renta!で読んだら、とっても面白かったからこちらもおすすめ。早く電子書籍化してほしいと思いながら、今のわたしは少しずつさちみりほさんの漫画を買い集めています。

なぜそんなに好きなのか、というと。そうですね、全体的にあたたかいからです。人として大切なことが描かれてるように感じるから。つらい出来事があっても、それに負けない、尊いものがあると感じさせてくれる漫画が多いから。

もちろん漫画だから、エンターテイメントなんだから、ハラハラさせてくれたりドキドキさせてくれたりクスッと笑わせてくれたりもするんですよ! そうしてワクワク追いかけていった展開がね、あたたかい山場を迎えることが多くて、とっても大好きなんです。

終わりに

はふう。とっても好きな漫画について語ることができて、ニコニコです。

今もね、ブログの文章を読みながら漫画を読み返していたの。え、朝起きてから何度も読み返してたんだろって? そうだけど、こうしてブログを書きながら読んでいると、またまた、楽しくなってくるんですよ〜。

繰り返しになるけれど、わたし、この漫画の主人公さんが大好きなの。

そんな彼女をちゃっかり(?)利用している陰陽師さんも好きだから、この二人の組み合わせをもっと見ていたかったのですよね。や、コミックスでは外堀が埋まっているとも言える状態で終わってるんだけどさ、もっと二人のあれこれを読みたい、平安時代に存在していた怪奇をこの二人が解決していくさまをもっと読みたいという気持ちになるのです。

発行から12年過ぎているから、続刊は絶望的かなあ。

でもそれでも! わたしはこの漫画が大好きなんだと叫びます。うん、今朝はとっても清々しい気持ちになってるから、一日、楽しく始められそうです。嬉しい♪

 

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