「モネのキッチン」を読んで。

読んだ本にまつわる話

少し前に、Twitterで見かけた同人誌を購入したのです。「フランスふらふら一人旅」というタイトルでね、大好きなフランスを扱っていることもあって、とても惹かれたのですね。作者さんはpixivでアカウントを持ってらしたから、フォローもさせていただいたところ、「モネのキッチンという漫画の第一話が掲載されました。

読んでみたところ、とっても面白くて!
さっそくiBooksで購入していたのですよ〜。

今日はその漫画について書いていこうと思います。

モネのキッチン



タイトルにあるモネとは、印象派画家モネのことです。正直なところ、どきりとしました。なぜならわたし、美術にとんと興味がない。だからpixivで初めにこの漫画を見かけた時は「楽しめるかなあ」という不安もあったのですね。

でも心配は無用でした。

印象派画家さんが主人公だからといって、難しく考える必要はないということです。むしろ、あのモネってこういう人だったのか〜、という感じで、これまで興味を持たなかった印象派画家さんへの興味がかき立てられたのですよ。

モネは困った人?

モネってどんな人だったのかって?

正直なところを言うと、ダメな旦那さんだなあと感じる要素がいっぱいです。借金だらけなのに、収入が入ったら返済せずにすぐ使おうとするし。美味しいものが好きだからと言って友人にたかろうとするし。奥さま、苦労するね……と漫画を読みながら感じました。

でもね、人間味があってとても魅力的な人でもあるのです。

落ち込んでいる友人を励まそうとしてピクニックを企画したり、奥さまを労わろうとして乳母を雇ったり。でも結局絵画への情熱が迸ってしまうところとか、本当に微笑ましくてニコニコしてしまいました。

そうかあ。モネってこういう人だったんだ〜。

今後、美術館に行ってみようかな。そんなことを思う程度には、この漫画に登場するモネは魅力的な人物でした。この漫画に登場する画家はモネだけではなくてね、ルノワールやシスレーも登場します。そういう人たちが生活に苦しみながらも描いてきた絵画はどんなものだろう。そんなふうに興味が育ってしまったのですね。

当時の料理は大変だった!

そうそう、そもそもこの漫画のタイトルは「モネのキッチン」です。ですからね、美味しい料理もた〜くさん登場するんですよ〜っ。それらの料理はとっても美味しそうに描かれていて、ダイエット中のわたしは少々つらかった。でも目標を達成したら作ってやるもんねーっ、と、漫画に登場するフレンチトーストや蜂蜜クッキーを眺めながら思いました。

また、当時の料理方法も漫画で描かれていて、当時の人はすごいなあと感じました。当たり前なのかもしれませんが、電気がなかった時代ですからね。オーブンは薪で火をおこして使うタイプなんですよ。オーブンの準備も大変です。一日三回、料理するたびに薪が必要だし、使うたびに溜まった灰を片付ける手間だってかかります。そういう時代を振り返ってみると、今の時代、かなり料理は楽になってますよ!

だからいつもの何気ない日常に対しても、感謝を抱いたりしました。たかが料理、されど料理なのです。もっと楽になりたいと思う時もありますが、いやいや、十分楽ですからね!

終わりに。

これまでのわたしにとって、印象派の絵画は美術館で見かける素敵な絵でした。ですがこの漫画を読んだことによって、喜怒哀楽を持った人間が生活に苦労しながら描いたものだという認識に変わりました。

これから絵画を見るとき、その絵を描いた人がどんな人だったのか、きっと気になってしまうでしょう。目の前にあるこの絵は、家族を愛する画家が「素敵だ!」と喜びながら描いたものかもしれません。あちらにある絵画は、自分のありように悩みながらそれでも情熱を抑えきれなくて描いたものかもしれません。

今を生きるわたしたちと同じように生きている人間が、この世界にある素晴らしい瞬間を留めたくて描いたもの。そういうふうに見方が変わりました。

わたしに、そういう変化をもたらしてくれた漫画です。
興味を持たれたら、ぜひぜひpixivで第一話を読んでみてください。
とても引き込まれること、間違いなしですよ!!

#歴史創作 モネのキッチン 印象派のレシピ【第1話】 - にしうら染のマンガ - pixiv
単行本『モネのキッチン 印象派のレシピ』1巻(ボニータ・コミックス/秋田書店)より、第1話まるごと試し読みです。印象派画家のクロード・モネを主人公にした歴史グルメ漫画です。楽しんでいただけたら嬉しいで

*この記事は個人サイト「屋根裏部屋の本棚」内のブログコーナーに掲載した文章を修正しつつ書いた記事です。重複するところもありますが、どうぞご容赦ください。

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